【13年婚活した私の結論】年収に自信がない30代男性が“選ばれる”ための3つの戦略

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はじめまして。20代から婚活を始め、気づけば13年という歳月が流れたアラフォー男子です。

マッチングアプリのプロフィール入力画面。年収を入力する指が、重く感じられる…。婚活パーティーで職業や年収の話になると、つい口ごもってしまう…。あなたも、そんな経験はありませんか?

「この年収では、女性から『いいね』すらもらえないのではないか」
「どうせ会えても、年収が理由で断られるに決まっている」

私自身、年収は決して高い方ではありません。ですから、その劣等感や焦りは、痛いほど理解できます。年収が理由と思われる形でお断りされた経験も、もちろんあります。その悔しさ、自分の価値がたった一つの数字で否定されたかのような無力感が、私に**「年収以外の価値とは何か」**を、これでもかというほど真剣に考えさせられました。

そして13年間、婚活という海をさまよい続けた結果、確信したことがあります。それは、**「年収“だけ”で男性の価値を判断してはいない」**という事実です。

この記事は、過去の私のように年収で自信を失いかけている30代の男性が、婚活市場で絶望するのではなく、あなただから、一緒に未来を歩みたい」と心から選ばれる側になるための、超具体的な3つの戦略を、私の本音と実体験を基にお伝えするものです。

まずは現実と向き合う。婚活市場における「年収」という指標

引用:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」をもとに筆者作成
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2023/pdf/R05_001.pdf

希望の話をする前に、まずは現実を冷静に受け止めましょう。婚活市場では、しばしば女性が男性の年収を気にすると言われています。その背景には、将来の生活設計への不安があることは事実でしょう。

では、私たち30代男性の経済的な現実はどうでしょうか。**国税庁が発表した「令和5年分 民間給与実態統計調査」**によると、日本の給与所得者のうち、30代前半男性(30~34歳)の平均年収は492万円、30代後半男性(35~39歳)は556万円となっています。まずは、この数字が現在の日本における一つの基準となります。

しかし、ここで本当に注目すべきは、次の国の公式データです。

5年に一度行われる、**国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査(第16回・2021年調査)」**では、未婚女性が結婚相手の条件として何を重視・考慮するかが示されています。結果は以下の通りです。

  • 重視・考慮する割合が最も高い項目:「人柄」(98.0%)
  • 次いで高い項目:「家事・育児の能力、協力的な姿勢」(96.5%)
  • 3番目:「仕事への理解と協力」(93.4%)

そして、気になる**「経済力」を重視する割合は91.6%**でした。

この国の公式調査から明確に読み取れること。それは、女性が男性に求めているのは、単なる「稼ぐ力」だけではないということです。むしろ、「共に家庭を築いていくパートナーとしての資質」、つまり人柄や家事・育児への協力的な姿勢が、経済力と並ぶか、それ以上に極めて重要な要素であるという事実です。

経済力ももちろん大切な要素の一つですが、それが全てではない。このデータが、私たちのこれからの戦い方に大きな希望を与えてくれます。

年収に自信がない30代男性が実践すべき3つの戦略

では、具体的にどうすれば「経済的な不安」を解消し、「この人となら大丈夫」という安心感を与えられるのか。私が試行錯誤の末にたどり着いた、3つの戦略をご紹介します。

戦略1:年収を「信頼」と「将来性」に変換するプロフィール術

プロフィールは、未来のパートナーへの最初のプレゼンテーションです。

  • 年収は、何があっても正直に書く
    これは大前提です。嘘や誇張は、関係が始まった瞬間に時限爆弾をセットするようなもの。後でバレた時、「お金のことだけでなく、他のことも嘘をつく人かもしれない」と、あなたの人間性そのものが疑われます。正直に書く勇気が、あなたの「誠実さ」を証明する最初のステップです。
  • 「将来性」への投資で、今の年収をカバーする
    自己紹介文に、具体的な行動を書き加えましょう。
    「現在は〇〇の仕事をしておりますが、将来のキャリアアップと家計の安定を考え、週末はファイナンシャルプランナー(FP)3級の資格取得に向けて勉強しています」
    「将来の資産形成のため、少額ですがiDeCoとつみたてNISAを始めました。堅実なライフプランを一緒に考えられる方と出会いたいです」
    「健康が一番の資本だと考え、週2回のジム通いと自炊で体調管理を徹底しています」
    現状に甘んじることなく、未来のために自己投資をしている姿勢は、「この人は成長し続ける人だ」という強い将来性を感じさせます。
  • お金をかけずに人生を豊かにする「人間力」を伝える
    趣味や休日の過ごし方の欄も、あなたの価値観を伝える絶好の機会です。
    「休日は、お気に入りのカフェで読書をしたり、新しいお店を開拓したりしています。最近は〇〇(地名)の路地裏にあるブックカフェがお気に入りで、美味しいコーヒーを飲みながら過ごす時間が至福です」
    このように情景が目に浮かぶように書くことで、浪費家ではないこと、そして知的な好奇心や穏やかな時間を大切にする人柄が伝わり、「この人と一緒に過ごしたら、落ち着いた休日が送れそう」という安心感に繋がります。
もんきち
もんきち

年収という項目でインパクトを与えられなくとも、他の項目で「この人は信頼できる」「未来が楽しみだ」と思わせることは十分に可能だよ。

戦略2:「共働き」から一歩進んだ“共同経営者”としての未来を提示する

「共働き」という言葉だけでは不十分です。これからの時代に求められるのは、家庭という一つの会社を共に運営していく**「共同経営者(パートナー)」**という視点です。

  • 家事・育児への貢献度を「実行可能なプラン」で示す
    「協力します」という精神論ではなく、具体的な行動計画を提示します。
    「料理は得意で、レシピサイトを見ながらですが一通りのものは作れます。特に煮込み料理には自信があります」
    「私の職場はリモートワークや時間休が比較的取りやすいので、子供の急な発熱や学校行事などには、柔軟に対応できる体制です」
    このレベルで具体的に語れる男性は、まだ多くありません。女性は「この人となら、私がキャリアを諦めなくても済むかもしれない」と、現実的な希望を抱くことができます。
  • 「精神的な支え」という、お金で買えない価値を提供する
    メッセージやデートの会話で、この姿勢を明確に伝えましょう。
    「仕事で大変だった日に、ただ『お疲れ様』と温かいお茶を淹れて、隣で話を聞いてあげられる。そんな存在でありたいと思っています」
    「もしあなたが新しい挑戦をしたいなら、私が一番のサポーターになります。成功しても失敗しても、最後まで味方でいることを約束します」
    これは、どんな高年収男性でも意識しなければできない、極めて重要なアピールです。精神的な安定とサポートこそ、幸せな結婚生活の基盤に他なりません。
かにのすけ
かにのすけ

具体的な言葉で話すことが大事!!

戦略3:年収という「検索条件」から自由になる戦場を選ぶ

自分という商品の価値を最大限に発揮できる市場で戦う。これはビジネスの鉄則であり、婚活も同じです。

  • なぜ「年収フィルター」のある場所が不利なのか
    ハイスペックな男性が集まる結婚相談所などが不利な理由は、単に比較されるからだけではありません。女性側も、忙しい中で効率的に相手を探そうと、無意識に「年収600万円以上」といったフィルターをかけて検索します。すると、どんなに魅力的なプロフィールを作っても、あなたの存在が彼女たちの検索結果にすら表示されないという悲劇が起こるのです。
  • 内面や価値観で繋がれる「マッチングアプリ」を主戦場に
    だからこそ、私たちが主戦場とすべきは、年収という検索条件の前に、まず「内面」で繋がれるプラットフォームです。 私が13年間の婚活で可能性を感じたのは、「ペアーズ」や「マリッシュ」のように、趣味や価値観を表す「コミュニティ(マイタグ)」機能が充実しているアプリです。 「読書好き」「御朱印めぐり」「丁寧な暮らしがしたい」といったキーワードで繋がり、まずメッセージのやり取りで人柄に興味を持ってもらえれば、年収のハードルは驚くほど低くなります。
  • 「趣味コン」で、あなたの「素の魅力」を武器にする
    婚活パーティーに参加するなら、「年収〇〇万円以上限定」といったハイステータスなものではなく、「料理コン」「猫好きコン」「ボードゲームコン」などを選びましょう。共通の話題で自然に盛り上がれば、あなたの「楽しさ」「優しさ」「知性」といった人間的な魅力が、年収というスペックを凌駕します。

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今すぐやめて!年収が低い婚活男性がやりがちなNG行動

良かれと思ってやっていることが、実は致命傷になっているかもしれません。過去の私が犯した過ちでもあります。

  • 聞かれてもいないのに「私なんて年収低いんで…」と卑屈になる
    →女性心理:「自信のない男性と、これからの長い人生を支え合っていけるとは思えない…」
  • コンプレックスから、見栄を張って全額奢ろうとする
    →女性心理:「対等なパートナーとして見られていない気がする。逆に気を遣うし、居心地が悪い…」
  • 自分の年収を棚に上げ、女性の容姿や年齢にだけこだわる
    →女性心理:「自分を客観視できていない、未熟な人。こちらの内面を見てくれる気がないのね」

【実録】彼女の方が高年収。後輩が「居心地の良さ」で結婚できた理由

最後に、私の後輩の話をさせてください。彼は32歳で年収400万円。お相手は2歳年上の34歳で、年収600万円のキャリアウーマンでした。スペックだけ見れば「格差婚」かもしれません。しかし、彼は見事に彼女の心を射止め、昨年結婚しました。

彼が徹底したのは、たった一つ。**「世界で一番、彼女が安心できる場所になる」**ことでした。

  • 徹底した聞き役になる:
    彼女が仕事の愚痴や悩みを話す時、彼は決してアドバイスをしませんでした。ただ相槌を打ち、「うんうん、それは大変だったね」「いつも本当に頑張ってるね」と、彼女の感情をすべて受け止めました。
  • 小さな肯定を毎日続ける:
    彼女が作った料理に「この味付け、天才じゃない?」、新しい服に「すごく似合ってるよ!」、仕事から帰ってきたら「今日も一日お疲れ様、ありがとう」。彼は、日常の中の小さな「ありがとう」と「いいね」を、決して欠かしませんでした。
  • 感情の波をなくし、常に穏やかでいる:
    自分が仕事で疲れていても、決してイライラした態度を見せず、常に穏やかな海のように彼女を包み込みました。

先日、彼の奥さんになった女性が、私にこう話してくれました。 **「年収が高い男性とも会いました。でも、彼と一緒にいると、自分が頑張らなくてもいい、鎧を脱いで素の自分でいられるんです。こんなに心が安らぐ人はいませんでした。だから私、この人と生きていこうって決めたんです」**と。

これこそが、私たちの目指すべき答えです。

まとめ:あなたの価値は、年収という数字だけでは測れない

ここまで、長い文章を読んでくださり、本当にありがとうございます。

年収は、あなたの過去と現在の結果を示した、たった一つの数字に過ぎません。それは、今すぐに変えることは難しいかもしれない。しかし、誠実さ、未来への努力、相手を思いやる優しさは、今日からでも、今この瞬間からでも、あなたの行動で示すことができます。

あなたの本当の価値は、プロフィールの一行では決して測れません。 自分を卑下するのは、もう終わりにしましょう。 自信を持って、あなたの素晴らしい人間力で勝負してください。

私もまだ婚活の道半ばです。この記事が、同じように悩むあなたの心を少しでも軽くし、次の一歩を踏み出す勇気となることを、心から願っています。


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